投資信託でオルカンに投資しよう

前回の記事で、投資初心者に勧められる投資対象としてS&P500を解説した。しかし投資初心者に勧められる投資対象はもう1つある。それがオルカンだ。

この記事ではオルカンの特徴やどんな人が投資に向いているかを解説する。

オルカンの特徴

オルカンとは「オール・カントリー(All Country)」の通称だ。「オルカン」という言葉は本来特定の商品名ではないが、一般的には「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略称として使われることが多い。世界中の先進国や新興国の株式へ幅広く投資できることから、投資初心者にも人気が高い。一方、同じように全世界株式へ投資する投資商品は他にも存在する。 

全世界株式の代表的な指数として、MSCI ACWI(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)やFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスが挙げられる。これらの指数に連動する投資信託へ投資することで、世界中の株式へ分散投資できる。

オルカンに投資する方法

S&P500と同じように全世界株式も指数そのものには直接投資できない。その代わり、全世界株式に連動する投資商品として以下がある。

  • ETF
  • 投資信託

ETFは株式と同じように市場で売買する投資商品だ。一方、投資信託は100円程度から積立投資ができる商品である。  投資をしたことがなかったり、経験が浅い場合は投資信託であれば始めやすい。

オルカンが人気な理由

何故オルカンが人気なのか。

世界経済の成長が期待できる

世界経済は人口増加や技術革新を背景に長期的な成長を続けてきた。オルカンは先進国だけでなく新興国にも投資しているため、一つの国だけではなく世界全体の経済成長の恩恵を受けることができる。将来、ある国の経済が大きく成長すれば、その国の企業の比率も自然と高まる仕組みとなっている。

世界中へ分散投資できる

オルカン最大の特徴は世界中へ分散投資できることだ。米国だけでなく日本、欧州、新興国など多くの国へ投資しているため、一つの国だけへ集中投資するよりは景気悪化の影響を抑えやすい。また、業種も幅広く分散されているため、リスクを抑えながら資産形成を行いやすい。 

基本的に放置できる 

一度積立設定をしてしまえば、その後は定期的に買い付けが行われる。投資対象を自分で選び続ける必要がなく、長期投資との相性が良い。

オルカンに投資する際の注意点

オルカンに投資する前に理解しておきたい注意点がある。

元本割れの可能性がある

オルカンも株式へ投資する以上、元本保証はない。長期では成長が期待される一方、短期間では大きく値下がりすることもある。 

株式に依存する

オルカンは世界中へ分散されているとはいえ、投資対象は基本的に株式のみだ。債券や金、不動産などには投資していないため、株式市場全体が下落した場合はオルカンも値下がりする。 

為替リスクがある

世界中へ投資しているため、多くの通貨の影響を受ける。円高になると円換算での評価額が下がる場合があり、為替相場もリターンに影響する要因となる。

オルカンの投資に向いている人

以上から、オルカンへの投資に向いている人の特徴は以下のような人になる。

投資経験が浅い人

世界中へまとめて投資できるため、個別企業や国を分析する必要が少ない。

なるべく手間をかけたくない人

積立設定をすれば長期運用しやすく、頻繁に売買する必要もない。

世界経済の成長を信じられる人

特定の国ではなく、世界全体の成長を資産形成へ取り込みたい人に向いている。

一つの国へ集中投資したくない人

米国だけでなく日本や欧州、新興国にも分散されているため、リスクを分散しやすい。

オルカンに投資できる代表的な投資信託

最後におすすめの投資信託を以下に紹介する。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

まとめ

この記事ではオルカンの特徴やメリット、注意点、どのような人に向いているかを解説した。オルカンは世界中へ幅広く分散投資できるため、一つの国に投資先を集中させたくない人に向いている。短期間で大きな利益を狙う投資ではないが、長期・積立・分散という投資の基本を実践しやすい投資先の一つだ。無理のない金額から積立を始め、世界経済の成長とともに資産形成を目指してほしい。

この記事がオルカン購入の参考になれば幸いだ。

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