暗号資産口座を開設してみた

先日、SBI VC Tradeで口座を開設した。SBI VC Tradeは暗号資産やNFTといった資産の保管や閲覧、売買ができるサービスだ。以前から興味はあったのだが、投資先としての魅力は感じていなかった。

この記事では、暗号資産用口座の開設に至った経緯や、開設してみた感想を記載する。

今まで開設しなかった理由

暗号資産の売買で得られた利益は確定申告では雑所得に分類される(2026年9月現在)。雑所得は損益を翌年に持ち越せなかったり、総合課税で所得を本業と合算で計算されたりと、日本の所得区分の中では節税に不利な立ち位置にいる。なのでデジタル資産全般を敬遠していた。

口座を開設しようと思った理由

前述の通り今までデジタル資産には触れてこなかったが、ふと気になってビットコインの市場価格を調べてみた。暗号資産の取引は販売所と取引所の2種類があり、更に売りと買いでも価格が異なっている。画像はSBI VC Tradeの銘柄別価格一覧のページ。

出典:SBI VC Trade 銘柄別価格一覧 

暗号資産銘柄別価格一覧|暗号資産(仮想通貨)・電子決済手段の取引所|SBI VCトレード
暗号資産銘柄別価格一覧ページです。暗号資産(仮想通貨)の口座開設ならSBI VCトレード。口座開設手数料、口座維持手数料、入金手数料、入出庫手数料については無料。ビットコインやXRP、イーサリアム等取扱暗号資産の少額お取引が可能。

暗号資産の売買が株式とはまた違う所に興味を持ち、どのような売買なのか経験したくなった。暗号資産を売買するためには証券口座とは別に口座が必要と分かり、新たに口座を開設した。

SBI VC Tradeを選んだ決め手

暗号資産用の口座を取り扱うサービスは他にもあるが、SBI VC Tradeに決めた理由は以下の理由になる。

SBIグループである

SBI VC TradeはSBI証券と同じ、SBIグループの会社だ。既にSBI証券を利用しており、SBIグループのセキュリティや運営体制に対して、ある程度信用している。

各種手数料が低コスト

口座開設手数料や入金手数料、口座維持費が無料になっており、口座を持っているだけであれば負担にならない。また、取引にもMakerとTakerの2つがあり、Maker取引は手数料が戻ってくる。

SBI Web3ウォレットの存在

SBI Web3ウォレットはNFTの売買や保有に利用するサービス……らしい。らしいというのも、記事執筆時点ではまだNFTを購入していないので、よく分かっていない。NFTを購入したら、更新します。

実際に試してみての感想

スマホからであれば口座開設専門のアプリがあり、マイナンバーカードを読み込ませると5分程で口座開設が終了する。そこから約12時間程で口座開設で登録したアドレスにサービス利用開始のお知らせが届き、入金や暗号資産の売買ができるようになった。

購入した暗号資産はビットコインとイーサリアム。どちらも1,000円で収まるぐらいしか購入しなかった。ビットコインを取引所で購入する画面は、以下のものとなる。

SBI VC Tradeアプリ、ビットコインの注文画面

出典:SBI VC Trade スマートフォンアプリの注文画面

写真の通り0が多いことが、ご理解頂けるだろう。株式の買い付けでも0を数える経験がなかったので、桁数を数えながらの購入は新鮮味があった。

俺にはまだ暗号資産は要らないな。

これが実際に暗号資産を扱ってみての結論だ。インデックス投資は、世界経済が長期的には右肩上がりに成長すると信じられるため、一時的な元本割れが起こっても続けられる。しかし暗号資産は全世界株式とは違う。数日間ビットコインとイーサリアムの相場を覗いてみたが、ボラティリティが大きく、投資をしながら普段の暮らしや仕事に集中するのは難しいだろうと感じた。この記事の執筆時点で数十円程度の損失を出している。もともと数百円分しか購入していないのであまり気にしていないが、これが数十万円ともなれば心中穏やかではいられないだろう。

現金と株式(投資信託)を中心に資産形成を進めればよい。暗号資産のような不安定なものはサテライト投資に抑える。暗号資産に手を出してみてそう感じた。

まとめ

この記事では暗号資産用の口座を開設して実際に暗号資産を購入した経験をまとめた。暗号資産は生まれたばかりのため、万人に勧められる投資対象ではない。しかし暗号資産のような新しい投資対象に臆することなく少額から始めることで、投資に対する知見を広めつつ失敗しても致命傷にならない挑戦ができた。将来、自分の資産が億を超えた時か、あるいは暗号資産が現在のスマホ並みに生活に必要になるか。そのタイミングでまた戻ってこようと考えている。

暗号資産に興味がある方は、無理のない範囲で試してほしい。この記事が参考になれば幸いだ。

最後に

この記事で紹介した暗号資産を含めたデジタル資産への投資は、投資初心者にはオススメしていない。デジタル資産で得られた収入は雑所得に分類され、損益通算ができない。利益を出せるならまだマシで、利益を出せなかったり、トラブルに巻き込まれる可能性もある。暗号資産に関しては消費者庁も警告を発している。

暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! | 消費者庁

暗号資産で資産が何倍にも膨れて金持ちになる夢を否定するつもりはない。むしろデカい夢は肯定したい。しかし1つの投資対象に全資産をブチ込むような行動はギャンブルと同義。この記事をここまで読む人は資産形成に興味関心を持って勉強していると推察される。将来を見据えて行動している人が多額の含み損を抱えたり、詐欺業者に騙されてしまうのは非常にもったいない。

そのため、投資経験が浅い人は投資信託のようなインデックス投資を資産形成の中心にする。そして暗号資産のようなボラティリティの大きく不安定なものは、資産の一部に限って投資をする。そうすることで利益を出せるならそれでよし、トラブルに巻き込まれて暗号資産の資産価値が0になったとしても、資産の一部に留めて投資していれば致命傷には至らない。

生活に支障が出たり精神的ストレスにならないよう、蓄財や投資を楽しんでほしい。

タイトルとURLをコピーしました